「今年の相場の展望など不要」という考え方について!

「今年の相場の展望など不要」という考え方について!

多くの著名なアナリストといわれる人たちが2012年の相場の展望について語っていますが、仮に相場の展望が分かって相場で利益は出せるのでしょうか?
相場で勝つためには銘柄を売買するのではなく、株価(ポジション)を売買することが大切なのです。
買いで勝つためには一時的な「底値」を判断して、最初の「ヤマ場」で手仕舞いするということです。
その年の相場の展望が当たったとしても、個人投資家は何の利もありません。アナリストが賞賛されるだけなのです。予想は誰もが出来ることですし、仮に外れても「相場が分かれば誰も困らない」ということで誤魔化されるのです。
全体的な相場の考え方として考えておきべきことは、1年間を通じて上昇の展開は7月位までと考え、下落の展開は12月位までと考え、全体的な展開を勘案することです。陰極まって陽となるのはどのくらいの時期なのか?その逆はどうなのかというくらいの程度で十分だということです。
個別銘柄の売買については、全体的な展開が下落の方向性を示しているのに、自分の仕込んだ銘柄だけが独歩高になるのは考えにくく、自分だけが特別なのではなく、ほとんどの投資家と同じ状況なのだと認識しながら判断をすれば良いのです。
まず、銘柄をどのように選び出すのか
次に、どのタイミングで仕込むのか
最後に、手仕舞いのタイミングをどのように判断するのか
3つの考え方が整理されれば豊かな相場生活が実現できるはずです