相場の極意

「休むも相場」という好きな相場の格言があります。まさに相場の極意とも言うべき格言と言えるのではないでしょうか。この言葉は、自分の大切な虎の子のお金を常に相場に投じておくのではなく、千載一遇のチャンスが来るまで、資金を休ませておくことが大切であるという意味であると思っています。この格言どおりに実践することができれば誰もが簡単にお金持ちになれるはずです。ウオ−レン・バフェットに代表される一流の投資家たちは、相場の流れを掴み、年に数回のチャンスで大成功を収めています。逆にシロウトと言われる一般投資家たちは、常に資金を休ませることなく、結果的にチャンスを逃しているのが実情です。あなたもそうではないですか?

では、どのようにして相場の流れを掴めばよいのでしょうか。「ローマは一日にして成らず」という諺もあるように、日々、社会情勢、市場の動向などをチェックすることは勿論のこと、キチンとフィードバックすることが大切であると思われます。私たちは、「いちろうの法則」を1999年11月末から運用して、8年が過ぎました。この法則の基本的な考え方は、

1、現物買いのみで投資を行うこと

2、1回の利益は15%とすること(手数料、税金込み)

3、年6回程度の売買回数を目標とすることです

1999年12月には18900円あった日経平均は、2003年4月には7600円と暴落し、2007年6月は18000円まで戻しています。結果的に検証した銘柄数は、3300にも及び的中率は、85.4%という信憑性の高い結果が得られています。特に下降相場であっても「買い」で利益が得られることが実証されていると言えるでしょう。

「いちろうの法則」どおりに実践すれば精度の高い利益を得ることは可能であり、最大のメリットであると言えます。また、この法則を運用することによって、もう一つのメリットがあります。法則を運用していた当初は気が付かなかったのですが、ある程度「相場の流れ」を感じることができるのです。一流の投資家とまではいきませんが、「いちろう」と付き合うことによって感じることができるようになるはずです。具体的には、月別の的中率です。例年12月から5月まではかなり高い確率で的中します。逆に6月から11月までの的中率が低く、相場が高い・安いと感じられるはずであり、的中率が高い時期は「安い」と言えるのではないでしょうか。また、発生する銘柄の1日の数とも関係します。「突っ込みは買い」という格言がありますが、暴落時には多くの銘柄が検索によって得られます。その後の戻りも早く、チャンス到来とも言うべき流れを掴めるはずです。その逆で発生銘柄が少ないときは「相場が高い」状態であると感じるはずです。よって、資金を休ませるタイミングがある程度判断できるようになるのです。

長い人生です、あせらず、急がず、慌てず、すぐに結果を求めるのではなく、自分なりの「相場感」を持ち、豊かな生活をともに送りませんか。